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建物情報システム

概要

「建物情報システム」画面イメージ1~建設会社の業務情報を蓄積し、ワークフロー処理を担う「建物情報システム」を制作しました。

このシステムは、建設会社の建物・顧客などの業務情報をデータベース化し、メンテナンスやリフォーム工事のワークフロー処理を担う社内情報システムです。

開発の経緯

「建物情報システム」画面イメージ2~建設会社の業務情報を蓄積し、ワークフロー処理を担う「建物情報システム」を制作しました。

1990年代末、当時お客さまから「社内のOA化推進」についてご相談をいただき、ヒアリングを続けていました。
その中で、現状業務の問題点を抽出してるうちに、メンテナンス工事の管理に様々な問題点が明らかになって来ました。

建設会社にとって建物は「完成すればそれで終わり」ではなく、完成して顧客が使い出してから「本当のおつきあい」が始まります。
「設備機器の点検」などの日常メンテナンスから、「手摺りを取り付けたい」、「浴室を改装したい」といった新たなニーズへの対応まで、建物の健康を維持し、使い勝手を向上させて行くためには、メンテナンスは欠かせないものとなります。

当時、お客さまは年間1,000件以上のメンテナンス工事を数名の担当者でこなしていましたが、担当者は多くの業務に忙殺されており、
・顧客や協力会社への対応が遅延してしまう
・対応が保留のまま停まってしまう
などの問題が発生していました。

そこで、当店では先ず業務フローの整理をご提案しました。

それは、システム化する/しない以前の問題として、「業務の進め方」の整理が急務であると考えられたためです。

そして、該当のメンテナンス工事部署はもちろんのこと、関わりのある(すなわちほぼすべての)部署にも加わっていただき、メンテナンス工事を進めていく業務フローを整理し、問題点を解消する新たな業務フローを構築しました。

そして、その業務フローや各種報告、稟議申請や承認などをウェブアプリケーションのシステムに載せ、社内情報システムを構築しました。

特長

「建物情報システム」画面イメージ3~建設会社の業務情報を蓄積し、ワークフロー処理を担う「建物情報システム」を制作しました。

このシステムの最大の特長は、「申請→承認」や「報告→回覧」といった単純な既存のワークフローシステムへ業務を合わせたのではなく、問題点解消のために新しく業務フローを再構築し、それに合わせたゼロからのシステム作りを行った点にあります。

また、メンテナンス工事といっても一件は一件ですので、通常の新築工事と同様にそこには顧客情報や協力会社情報、建物情報といった建設工事に絡む様々な付帯情報が関わります。
当システムでは、構築時にそういった付帯情報もすべてデータベース化し、建設会社の技術情報が一元的にストックできるシステムを目指しました。

また、支店などの離れた拠点からも利用可能な様に、VPNによる遠隔地からのアクセス網を設け、全社的に同じ業務フローで進められる様に対応しました。

「建物情報システム」画面イメージ4~建設会社の業務情報を蓄積し、ワークフロー処理を担う「建物情報システム」を制作しました。

その後、業務フローは実情に合わせて数年毎に見直しを行い、同時にシステムも大規模な改修を繰り返して来ました。

現在では稼働期間が16年を超え、顧客数5,000件以上、協力会社数3,000社以上、建物数4,000棟以上に及び、年間3,000件を超えるメンテナンス工事を扱っております。

最初は、「メンテナンス&リフォーム工事用途」として始まった小規模システムでしたが、データの蓄積と改修を繰り返すことによってますます有用性が高まり、今では事業の中核を担う『建物情報システム』として日々活躍しております。

最近の更新

2016年には、大規模な改訂を行いました。

保守期間終了に合わせてサーバ機を更新した他、今回は建物情報を中心にさまざまな機能拡充を行いました。

「建物情報システム」画面イメージ5~建設会社の業務情報を蓄積し、ワークフロー処理を担う「建物情報システム」を制作しました。

建物データベースには、新たに関連するドキュメントファイルを保存する機能を追加しました。

建物には、建設時の「契約書」に始まり、「保証書」や「諸官庁書類」などさまざまな“紙”の書類が存在します。
そうしたドキュメント類を電子データとして保存する機能を追加し、散逸しがちな情報を一元的に管理できる様に機能改良しました。

また、表示面でもさまざまな改良を加えました。

1つの建物には、オーナー情報やメンテナンス履歴はもちろんのこと、その建物に関連する建物や大規模な改修工事などさまざまな付帯情報が存在します。
そうした多くの情報をより見つけやすく有効的に利用していただくため、jQueryやAJAXなどを使用したモダンUI(ユーザ・インターフェイス)を導入し、スマートな表示を実現しました。

こういった改良に加え、コード体系の刷新やデータの棚卸しなどを行い、一段と有用性を高めました。

仕様

コンテンツ内容 建物情報システム(業務情報データベース&ワークフロー処理)
公開種別 非公開(社内利用のみ)
制作期間 約8ヶ月
運用開始 2000年7月~
デザイン制作 当店
保守 継続中
稼働サーバ 独自サーバ(3回の更新を経て現在は4世代目)
システム構成 Linux, Apache, PostgreSQL, PHP
データベース あり
付帯機能 社員認証
VPNによる遠隔拠点(支店)からの利用
建物情報、顧客情報等のCSVダウンロード機能など
ドキュメントの保存(アップロード&ダウンロード)機能
バックアップ&遠隔メンテナンス機能
jQueryやAJAXなどによるモダンUI